いいかんじ

いいへんじのひとです、いいかんじです

ぐるぐる

またやってしまった。

何も考えずに、言葉にしてしまうし、ずっと考えていることは、何も言葉にできない。何も考えていないのはもちろんだけど、ずっと考えているだけだってだめだ。そんなの何も考えていないのと同じ。だって、ふたを開ければ、同じところをぐるぐる回ってるだけなんだもの。

言葉にして伝えること、だけど、かんたんに言葉にしないこと。ただ時間をかければいいってものじゃない、ちゃんと、考えるとか、ちゃんと、言葉を選ぶとか。じゃあその、ちゃんとってなんなんだ。

こういうことをぐるぐる回ってしまうとき、いま、思い浮かぶひとが、三人いる。いま。

一人は、わたしの話をよく聞いてくれるひとで、そのひともわたしに話をたくさんしてくれて、いろんなことを分かってもらって、いろんなことを分かった気になる。だからときどき、言葉を選ぶのをさぼって、わたしのことも、そのひとのことも、分かってるからいいや、って甘えてしまう。まだ、出会ったばっかりなのに。でもそのひとは、ちがうときはちがう、と言ってくれるから、そのときどきで、さぼった、って気づける。もう、ほんとうにそれはありがたい話で、ありがとうとか変だよ、って言われるけど、やっぱり、ありがとうって思う。ここのところずっと一緒だから、なかなか恥ずかしくて言えなくなってきちゃったんだけど。

もう一人も、わたしの話をよく聞いてくれるんだけど、わたしは正直、ちゃんとそのひとの話を聞けていないと思う。わたしはわたしで、まだまとまってない考えをばーって言葉にするから、そのひとに何度も困った顔をさせてしまったし、そのひとの「うん」に甘えて、そのひとの考えに、土足で足を踏み入れていたこと、きっと、何度もあった。何度も。全部、あとになって気づくんだよなあ。あ、やっちゃった、って。そのわりに、ほんとうにしなくちゃいけない話、大切な話、わたしもちゃんとできていないなってことに最近気づいて、それもまた、最近。だから、するね。ちゃんと言葉にするために考えるね。近すぎて、近すぎるからこわいこと、たくさんたくさんあるんだけど、でもそれ以上に、これから一緒に見たい景色があるから。

もう一人は、ほかの二人とはちがくて、ほんとうはもっと、言いたいことがいっぱいあるんだけど、わたしのなかで、ひとつつっかかりがあって、小さなそれのせいで、なかなか思ってることを言葉にできない。考えすぎとか、実際そんなことはなくて、ずっと同じことで物怖じしてるだけ。言葉にしなくても、伝わっていてほしい。そんなの無責任だよね。とても信頼してるけど、ほんとうに信頼していれば、伝えたいことは言葉にできる。なんとなく伝わってることじゃなくて、伝えたいこと。それを伝えられないなら、そんなの信頼なんて呼べない、でしょ。そんなのわたしが信頼と呼びたいだけでしょ。ごめんね、ごめんね、っていつも、当たり障りのない話しながら、思ってる。ごめんね。

結局、全部、甘え。それでも一緒にいてくれるから、ありがとうって思うし、大切だなって思うし、だからってずっと甘えていられないし、だからこそ、ちゃんとしないといけないんだって思う。ちゃんと、ちゃんと。だから、ちゃんとってなんだよ。なんなんだよ。それを、考え続けろよ。そのとき、そのときで。

今夜は、その三人といました。明日は今日よりも、って、思います。いつもありがとう。